2009年5月17日日曜日

セブンスドラゴン

セガのDS用RPGのセブンスドラゴン。
amazonのレビューで意見が真っ二つだったのが気になって買ってみた。
どう真っ二つだったかというと、
・全般的にシステムが不親切
・エンカウントしすぎ
・体力回復が面倒 (フィールドを移動中にもダメージを受けるため)
・長距離移動手段が不便
といったシステムに対する批判的な意見と、
・ちょっと懐かしい感じ
・やりがいがある
・久しぶりにハマった
といった「そこが面白いんだ」という肯定的な意見のレビューが同じくらい目についたのである。

実際に買って遊んでみて感じたのは、批判的な意見は誇張している訳ではなく確かにその通りだが、自分は肯定的なレビューを書いている人たちと意見が近いということである。
最近のRPGにしてはめずらしく、
・アイテムは100個まで (種類ではない。体力回復用アイテムを100持ったらもう何も持てない、武器も買えない)
・よくある「アイテム預かり所」がないので、捨てるか売るしかない
・フィールド、ダンジョンのほとんどがドラクエでいう毒の沼地
・ドラクエでいう"ルーラ"がなく、長距離移動はワープするための施設間に限られる
・クエストを受けるには、依頼主に会いに行く必要がある
などなど、「めんどう」と感じても仕方ない部分が多い。

批判的な意見がでるのも頷ける。
それでも自分ではやりごたえがあると感じた。
ダンジョンに挑むときに、
・入手できるかもしれないアイテムのための空きスペースを考えて回復アイテムの数を調整
・途中まで潜ったダンジョンで持ち物がいっぱいになり捨てる訳にもいかず街に戻って再挑戦
といった手間をかけて遊んだRPGは久しぶりな気がする。
船を手に入れたとき、初めて訪れる土地であっけなく全滅したのも久しぶりだった。
ファミコンの頃はどのゲームもこんな感じだった気がするし、めげずに遊んでいたと思う。

自分が昔のゲームこうだったなと感じたのと批判的なレビューの不満点を考え合わせると、最近のゲームは、楽しみ方をすべて説明してから遊んでもらっているのかもしれないと思った。
面倒だと思っても、面倒じゃなくなるやり方があるかもしれないと自分で試行錯誤すること自体が楽しいと思うのだ。
クエストを受けてから完了するまでの手順が面倒なのは、作り手が意図的にやっているようにも思う。なぜなら、本筋と関係ないし、プレイヤー全員がすべて達成しなければならないものでもないからだ。
システムが不親切だというレビューを書いた人たちに、別の楽しみ方を伝えられなかった点は、このゲームの欠点かもしれない。


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